粉ミルクを作る上での注意事項

赤ちゃんに飲ませるミルクの、正しい作り方

粉ミルクを溶かす水って、水道水でいいですよって言われます。でも、最近では大人でも水道水を飲まないでペットボトルの水やウォーターサーバの水を飲んでることが多いですよね?

 

粉ミルクに使う水で、想像できそうな水の種類というのは以下のものでしょうか。私が安いと思う順に並べてみます。

 

  • 水道水
  • 浄水器を通した水道水
  • スーパーとかで無料でもらえる水
  • ペットボトルの水
  • ウォーターサーバの水

 

とりあえずという意味で、数日間使うのであれば、どの水でも問題ないと思います。

 

まずこのページでは、水の1つ1つの種類ではなく、粉ミルクの水全般についての注意事項などを書いておきます。

 

粉ミルクを溶かす水は絶対に沸騰させないとダメ

粉ミルクに使うための一番の大前提は、「水は一回沸騰させて殺菌すること」です。

 

水道水はもちろん、ナチュラルミネラルウォーターと呼ばれるようなものまで、水の中には様々な細菌がいます。その細菌の中には体にいいものも悪いものも含まれていますが、生まれたばかりの赤ちゃんの体には入れない方が安心です。

 

沸騰させて、細菌を殺した後のお湯でミルクを作ってください。

 

沸騰させた後、長時間たったお湯でミルクを作ってはいけない。再沸騰か、捨てるか。

沸騰させた後、すぐにミルクを溶かすのが一番の正解です。

 

もちろん、カンペキな分量のお湯を沸かせるわけではないので、魔法瓶とかで保存しておくことになります。

 

魔法瓶はかなり長い時間、保温できていますが、やはり徐々に温度は下がっていきます。3時間くらいなら充分暑いと思いますが、6時間、9時間と経ってしまうと、かなり「ぬるい」お湯になってしまいます。

 

気をつけないといけないのは、完全にぬるくなってしまった場合です。煮沸して殺菌した水であっても、大気に触れたりすると細菌がついてしまいます。

 

「暖かいなぁ」って思うような水だと、細菌にとって最高の環境になります。細菌にとって居心地がいいと、とんでもない速度で細菌は増えていきます。すると、煮沸して殺菌した意味がなくなるどころか、反対に悪い水になります。

 

「ちょっとぬるいなぁ」程度の暖かさでも粉ミルクを溶かすことは可能です。もしかしたら結構簡単に溶けるかもしれません。でも、最近が増殖している水でミルクを作るのはよくありません。

 

粉ミルクを溶かした後、長時間放置してぬるくなったものを飲ませてはいけない

例えば子供が夜泣きした時に、ミルクを作ります。その後、母乳を飲ませていたり、ダッコしたりして子供が寝てしまうことがありますよね?

 

または双子の場合は、片方が泣いて、もう片方がすぐに起きてくるだろうなと思ってミルクを作ってると、もう片方が全然起きてこないことってありますよね?

 

そういったときに作ったミルクをそのままにしておいて、次に泣いた機会で飲ませることってありませんか?

 

「もったいない」と思ってやりがちですが、基本的に作って2時間以上経ったミルクは飲ませない方がいいと思います。先ほどと同じ理屈です。

 

やはり、ミルクを作ってからかなりの時間が経つと、細菌が増えてしまいます。初めのうちはかなり熱くて細菌をよせつけませんが、だんだんぬるくなってくると細菌が繁殖してきます。

 

2時間くらい経つと、細菌が繁殖しやすい常温になってからかなりの時間が経ちますので、それ以上の時間が経ったミルクは、飲ませないようにしましょう。

 

粉ミルクを溶かした後、冷蔵庫に入れておくのは良くない

経験した人もいるかと思いますが、大きい産院の中には、ミルクを作った後に冷やして(凍らせて?)、必要な分量だけお湯で温めて、ミルクを赤ちゃんが飲む適温にしているところがあります。

 

これは数十人分のミルクを作るので、一括で作っておいて、最近が繁殖しない低温に下げているので安全だと言われてます。

 

産院のやり方を真似して、ミルクを冷蔵庫に入れる人がいますが、やめてください。

 

確かに、粉ミルクを溶かしておいて、ミルクの時間になったり、泣き出したりしたら、ミルクをお湯で温めると楽なのになぁ・・・と、ミルクを与える人は誰でも思うと思います。

 

確かにやってる人はいますが、オススメしません。

 

冷蔵庫の中にはたくさんの食べ物があり、その中には大人にとっては問題ないものや大人は加熱して食べるから問題ないものの、ミルクを飲んでいるような小さい子供には危ない細菌がいるからです。

 

哺乳瓶ですら、毎回消毒しているんです。それなのに、細菌がたくさんある冷蔵庫にミルクを入れていたら、ダメです。

 

冷蔵庫の中でギリギリ生きているような細菌が、人肌に温められることにより活性化して大繁殖することがあります。

 

そんなパワーがいっぱいの細菌がたっぷり詰まったミルクを赤ちゃんに飲ませるなんて、そんなひどいことはないと思っています。。

 

もし、どうしても、楽したいのであれば、小さいミルク専用冷蔵庫を購入しましょう。それならば、豚肉や野菜の細菌と違う場所に隔離されるのでそれなりに安全と考えてもいいのかなぁって思います。

 

結論

水に関しては、たくさんの議論がありますが、水の種類以上に水をどう扱うか、が大切です。ここで書かれていることは覚えておいて、実践して欲しいです。

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